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塩台使って哺乳瓶ホルダー 哺乳の手間いらず【北海道支局・2016年2月2週号】

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 【北海道支局】子牛の哺乳作業の効率アップをねらって別海町の有限会社寺井牧場では、塩台を使って哺乳瓶ホルダーを手作りした。牧場代表の寺井隆二さん(56)は、「成牛用の固形塩を置く塩台を流用したホルダーのアイデアは以前からありますが、最も自然に哺乳できて、瓶に乳が残らない角度に設置するように工夫しています」と話す。
 寺井さん方が発案した哺乳瓶ホルダーは、使わなくなった塩台の一部を切り取り、哺乳瓶の乳首の大きさに合う丸い穴を開けたもの。子牛ハッチに木の座板を設置して加工した塩台を角度を調整しながらボルトで固定している。
 「手を添えなくても子牛の突き上げに対応できる」と寺井さん。ホルダーに慣れない子牛もいるが、「哺乳瓶ホルダーを設置してから哺乳効率は格段に上がりました」と話している。

〈写真:哺乳を担当する妻の紀世さん。「仕事が楽になりました」と話す〉