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米農家のおにぎり専門店 主食米の消費拡大へ【千葉支局・2016年2月2週号】

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 【千葉支局】水稲1.5ヘクタールを栽培する多古町島の宇井伸征さん(38)は、おにぎりの専門店「多古はちろう商店」(鎌ヶ谷市富岡)の経営にも取り組んでいる。都市部に販売拠点を置くことで、多くの人に「おいしいお米」をアピールするとともに、販路拡大を目指す。
 宇井さんは、地域の若手農家で組織する農事組合法人ユナイテッドファーム21を設立。町の後押しを受け、15年5月におにぎりの専門店を開店させた。使用する米は、多古町で生産されるブランド米「多古米コシヒカリ」。自主流通米品評会で「食味日本一」になったこともあり、人気だ。組合で生産したものだけでなく、町内の農家からも買い入れている。
 「主食米としての消費を拡大し、魅力的な農業経営を目指したい。成田空港に近いので、海外にも出店したい」と宇井さんは夢を話す。

〈写真上:「魅力的な経営を目指したい」と宇井さん〉
〈写真下:多古はちろう商店で販売するおにぎり〉