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稲株の奉納・保存34年【新潟県・2月1週号】

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 【新潟支局】「先代のころから、神棚に稲株を奉納していました。かれこれ50年以上続けているでしょうかね」と話すのは、南魚沼市沢口の鈴木荘平さん(75)。2014年からNOSAI魚沼の損害評価員を務めている。
 鈴木さんは、水稲約130アールを栽培。稲が無事に収穫できたことに感謝するため、しめ縄の一つとして、毎年、自宅の神棚に刈り取った稲株を奉納している。1年間の奉納を終えた稲株は、神棚のある茶の間の壁に移していて、現在、34もの稲株が壁にかかっている。
 「稲株は毎年同じ場所から収穫したものを使用しています。34年間の稲株を見るとそれぞれの年の作柄や出来事を振り返ることができます。今後も続けていきたいと思います」と笑顔で話す。

〈写真:昨年産(左)と34年前(右)を比較する鈴木さん〉