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狩猟エコツアーで担い手獲得へ【千葉県・1月4週号】

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 【千葉支局】鋸南町では「イノシシによる現状を多くの方に知ってもらおう」と白石治和町長の提案で、狩猟エコツアーを開催。ツアーでは、「捕る」「捌く」「食する」のテーマに分けて開催され、獣害と共生する町の姿を紹介する。
 このツアーは同町の新たな取り組みとして、農村の魅力をはじめ、狩猟の社会的役割、狩猟方法などを多くの人に紹介していくというもの。また、鳥獣被害対策の担い手を獲得するきっかけになればと開催されている。
 昨年、第1弾となる「けもの道トレッキング」では、参加者はイノシシの生態について学んだ後、同町の横根ワナ組合メンバーの案内で入山。獣道をたどり、イノシシ捕獲わなや監視カメラの設置状況を見回り、猟に関する技や知識を学んだ。参加した女子大生は「わな猟や狩猟の免許を取りたくて参加しました。狩猟に携わる現場の苦労話などを聞けて良かった」と話す。
 今後、「解体ワークショップ」や「ジビエ料理ワークショップ」を開催予定だという。

〈写真:横根ワナ組合メンバーが箱わなについて参加者に説明〉