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上位等級の香り米 安定出荷へ【宮城県・1月4週号】

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 【宮城支局】「香りを喜んでもらえるよう品質を均一にしたい」と話す、登米市石越町の稲邊崇志さん(39)。香り米品種「はぎのかおり」15アールを手掛け、直売所などで販売して好評を得ている。
 はぎのかおりは、安定した多収を目標に育成された香り米品種で、1991年に県の奨励品種となった。普通品種並みの収量は香り米としては多収で、耐寒性もある。「ひとめぼれ」と比較すると倒伏しやすいが、稲邊さんは様子を見ながら追肥を施す。未成熟な小粒や被害米などに対応し品質をそろえるため、色彩選別機を2回通すなど上位等級米を出荷しているという。
 稲邊さんは「固定客がいるので、安定して生産できるよう努力していきたい」と意欲的に話す。

〈写真:「均一した品質を提供したい」と稲邊さん〉