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もみ殻培地を活用 根腐れ知らず ―― 岩手県・田原農園(13面・営農技術)【2016年1月4週号】

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表面乾きやすく中は水持ち良好
 岩手県雫石町の田原農園は、イチゴの自作高設栽培装置に、1年間野積みし親水性を高めたもみ殻を培地として用いる。培地はもみ殻と赤玉土を7:3の割合で混合する。水はけがよく、根腐れなどを起こしにくいのが特徴だ。「土作りの知識がなくても栽培できた」と代表の田原浩志さんは話す。脱サラして未経験のイチゴ栽培を2014年から本格的に始めた。また、同町の「花工房らら倶楽部〈くらぶ〉」は、価格が安く、軽量というもみ殻培地のメリットに注目。年間40万ポット出荷する花の苗をもみ殻培地にして、大幅なコスト削減につなげる。

(13面・営農技術)

〈写真上:イチゴの高設ベッドを確認する田原さん〉
〈写真下:倉庫横のもみ殻保管場所に立つ桜糀社長〉