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300年守る伝統の味 在来品種「久五郎豆」で風味豊かなみそ造り ―― 山形県最上町・佐藤真由美さん(3面・暮らし)【2016年1月4週号】

160127_02.jpg 「真心込めて造ったわが家自慢のみそをたくさんの人に味わってもらいたい」と話す、山形県最上町本城の佐藤真由美さん(51)。佐藤さん方の9代目として、姑(しゅうとめ)から嫁へ、母から娘へと300年にわたって代々受け継がれてきた在来品種「久五郎(きゅうごろう)豆」を使ったみそ造りに取り組む。添加物を一切使わず、自家産米の麹(こうじ)と塩だけで仕込む「九代目久五郎秘伝みそ」は、「風味豊かでコクがある」と消費者から評判を集めている。佐藤さん方だけが栽培する在来品種の魅力を、家族で守り、加工品として多くの人に伝えている。

(3面・暮らし)

〈写真:「お客さんからもらう応援が、受け継いできた味への自信につながる」と真由美さん〉