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加工・業務用野菜の契約取引 事業安定化に一役 ―― 和歌山県紀の川市・株式会社七色畑ファーム(1面)【2016年1月4週号】

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ニーズを的確につかむ
 市況に左右されない安定経営を目指し、加工・業務用野菜の契約取引が各地で広がっている。和歌山県紀の川市粉河の株式会社七色畑ファームは、延べ15ヘクタールでハクサイやキャベツ、タマネギなどを栽培。ほぼ全量をJAを通じてカット野菜業者や漬物加工業者などに卸す。10アール当たり売上高30万円以上を目標とし、播種前に提示される出荷規格とキロ単価を検討して作付け計画を作成。病害虫に強い品種を選び、生育をそろえて一斉に収穫し、高収量と低コストを追求する。加工・業務用需要の約3割は輸入野菜とされ、国産品によるシェアの奪還が求められている。

(1面)

〈写真:ハクサイを鉄製コンテナに詰める。段ボール出荷と比べ大幅な省力化が可能だ〉