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兄が育てた牛 弟の店で提供【新潟県・1月3週号】

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 【新潟支局】今年でオープン22年目を迎える焼き肉店「肉処(どころ) バッファロー」(南魚沼市茗荷沢)は、牛肉生産から加工販売まで家族で営んでいる。
 オーナーの桜井和志さん(42)は「兄が肥育した牛を私が加工し、提供しています。生産から販売まで、全て『顔が見える』というのは、安全・安心を提供する上で、大きな強みですね」と6次産業型経営のメリットを話す。
 桜井オーナーの兄で、生産者の桜井和浩さん(52歳・肥育牛80頭)は「オープン当初は不安がありました。こういった自己完結型の経営に以前から興味がありましたので『やってやろう!』という思いの方が強かったですね」と当時の思いを話す。同店では、牛肉の他、米や野菜なども極力自家産を使用している。
 「この1月から地鶏の提供も開始しました。おいの扇君が生産した地鶏です。自家産で提供できる素材が増えることは本当にうれしい」と和志さんは力を込める。

〈写真:店内でオーナーの和志さん(右)とおいの扇さん〉