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イチゴの選果場はガラス張り【香川県・1月3週号】

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 【香川支局】四方がガラス張りで、室内が丸見えのイチゴ選果場。中で作業をするのは、2010年にUターン就農し、現在はハウス33アールで「さぬきひめ」を栽培する空浮ストロベリーガーデン代表社員の大山隆さん(東かがわ市馬篠、36歳)。大山さんは「自分たちが手を抜かず真面目に作業する姿をオープンにしている。かっこ良さも出したかった」と話す。
 「見られるということで、自分自身の背筋が伸びる。怠け心を起こさない戒めになっている」。地域に溶け込む手段の一つとして、見える選果場を取り入れた。奇抜さが目を引き、通りすがりに「売ってくれるん」と立ち寄る人もいるという。
 「嗜好(しこう)品のイチゴは、心を豊かにするという大切な役割があると思う。多くの人に身近な暮らしの楽しみを感じてもらえるよう、毎日一生懸命イチゴと向き合いたい」と話す。

〈写真:ガラス張りの選果場(photo:yohsuke furuta)〉