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自社産もち米を加工、直売店で提供 土作りが基盤6次産業化 ―― 石川県小松市・有限会社のむら農産(1面)【2016年1月3週号】

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 水稲17ヘクタールを耕作する石川県小松市中海町の有限会社「のむら農産」(野村佳史代表、41歳)は、生産するもち米の加工・販売を軸に6次産業的な経営を軌道に乗せている。かきもちや切り餅、大福など100種類以上そろえ、加工所を併設した直売店で販売する。11ヘクタール分のもち米の全量を加工にまわし、売り上げの8割を加工品が占める。田植えなどの体験や試食販売会などのイベント「あんやとサンデー」を毎月開催し、直売店に地元消費者を呼び込み、交流とファン作りにつなげてきた。イベントの告知や割引券がついた便りを毎月2300人に発送するほか、商談会などへ積極的に出向き販路拡大を図っている。

(1面)

〈写真:「新商品の開発やイベントの開催で店に活力が生まれる」と野村代表〉