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15年産水稲の共済金/全国で52億円 関東・東北豪雨など影響(6面・総合)【2016年1月1週号】

 2015年産水稲の共済金は全国で52億円、麦は28億円となった。農業共済新聞が12月15日までに聞き取った。NOSAI団体は年末までに支払い(一部仮渡し)をほぼ終えた。
 都道府県別の水稲共済金の支払額は新潟県が10億8千万円で最も多く、9月の関東・東北豪雨の影響を受けた茨城県が10億7千万円、栃木県が2億7千万円と続いた。全国平均の作況指数は100の「平年並み」だったが、新潟県では8月下旬の台風15号の影響により強風が吹き、白穂、脱粒、変色籾が広い地域で発生した。また、8月中旬から9月中旬までの低温、日照不足により未熟粒が多く発生したことによる減収と品質低下が影響した。茨城県では関東・東北豪雨により、常総市などを管内とするNOSAI茨西(茨城県西農業共済組合)のほぼ全域で稲の冠水や圃場への土砂流入などが発生し、10億円を超える支払いとなった。

(6面・総合)