ヘッドライン一覧 購読申込&お問い合わせ 農業共済新聞とは? 情報提供&ご意見・ご感想 コラム防風林

集落営農/女性もオペレーターで活躍 経営新展開に貢献 ―― 兵庫県小野市・農事組合法人きすみの営農(9面・営農技術)【2015年12月3週号】

151216_02.jpg販路確保へ地元で連携 平日の人手不足をカバー

 兵庫県小野市下来住町の農事組合法人きすみの営農(構成員138人)は、2集落の水田40ヘクタールを集積。女性もオペレーターとして参画し、主食用米16ヘクタールやソバ10ヘクタールなどを栽培する。地産地消をモットーに、米は地域住民を中心に30キロ8000円(玄米、税込み)で販売するほか、ソバは全量を町内の飲食店に卸す。雇用する女性6人のうち3人はオペレーターとして活動し、人手が足りない平日の作業で活躍する。女性らの提案で直売所向けの野菜栽培に取り組み、今秋からイチゴの高設栽培も始めた。法人経営に女性の感性を取り入れつつ、地元重視の販路拡大で安定経営を図っている。

(9面・営農技術)

〈写真:トラクター作業が終わり、清掃する黒田さん(右)をねぎらう藤本さん〉