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クラフトビール醸造 ―― ホップ産地確立へ【京都府・12月2週号】

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 【京都支局】「初めての栽培で戸惑いもありました」と話す、与謝野町の京都与謝野ホップ生産者組合で組合長を務める和田徳雄(とくお)さん(63)。
 組合は2015年に町が立ち上げた「与謝野クラフトビール醸造事業」の生産母体として、和田さんと有限会社あっぷるふぁーむ(山本雅己代表取締役)で構成し、ホップの試験栽培に取り組む。今年は米国や英国産の29品種を35アールで作付け。約100キロを収穫した。先月20日には、同町金屋のリフレかやの里で生産者やアドバイザーなど関係者を集め、クラフトビールのお披露目会も行われた。
 和田さんは「あと2年試験栽培をして、町の気候に適した品種や栽培方法を確立したい。ホップの産地化とクラフトビールの醸造で6次産業化を図り、町の活性化につながれば」と話す。

〈写真:出来上がったビールで乾杯する和田さん(左)と山本代表〉