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薬草産地へ始動 ―― 県立植物園と契約【高知県・12月2週号】

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 【高知支局】「土佐清水市薬草生産組合」が、高知県立牧野植物園との委託契約による薬草栽培をスタートさせた。同組合では「薬草栽培を計画的に進め、地域の活性化を目指したい」と活動に取り組んでいる。
 同組合の上野雄一組合長(60)が地元で協力者を募り、8月末に有志18人で同組合を設立した。休耕地を活用し、植物園によって栽培候補地の土壌採取と土壌分析が行われ、圃場(10アール)が決定。約3千株の薬草の植え付けを行い、本格的な栽培がスタートした。
 栽培するのはホソバオケラとシャクヤクの2種。ホソバオケラは2年後、シャクヤクは3年後の収穫を目指す。上野組合長は「地域の他産業とも連携し、薬草で地域に人が呼べるよう取り組みを進めていきたい」と話してくれた。

〈写真:牧野植物園・岩本主任(左端)から植え付けの指導を受けるメンバー〉