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自家産5種の大豆で7色の味【山形県・12月2週号】

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 【山形支局】「大豆そのままの味を楽しみながら食べてほしい」と、高畠町糠野目の萩原拓重(はぎはら・たくじゅう)さん(35)は、自ら栽培する5種類の大豆を使って作る七つの「大豆菓子」を考案。シンプルで絶妙に味付けした商品それぞれのパッケージに、相性の良い飲み物を書き入れて販売したところ評判を呼び、地元をはじめ九州まで販売先が広っている。
 主に5種類の大豆(黒豆、赤大豆、白大豆、くらかけ豆、秘伝豆など)を7ヘクタールで栽培。その大豆を業者に委託して加工し、塩や砂糖、黒糖で素朴な味に仕上げた七つの商品を「萩原農園の大豆菓子」として販売している。
 塩味にした黒豆は緑茶と、黒糖がけした白大豆はコーヒーと、特有の香りを放つくらかけ豆は日本酒との相性が良いことなどをパッケージに分かりやすく書き入れている。萩原さんは「大豆を使ったみそや豆腐、納豆といった加工品の味の良さも見直され、最終的には、米の消費拡大にもつながれば」と思いを広げている。

〈写真上:「大豆のお菓子を食べてください」と笑顔の萩原さん〉
〈写真下:商品は山形エクセレントデザイン2015で入賞〉