福島県のNOSAI団体では、鳥獣害に関する損害防止事業に力を入れている。NOSAIいわき(いわき市農業共済組合、 木田傳右エ門組合長)は、組合員などの所属する営農組織や団体に乗用草刈り機を貸し出し、遊休農地の除草を通じて被害の軽減を目指す。また、NOSAI双葉(双葉地方農業共済組合、山田四郎組合長)は、獣害防止用の電気牧柵を貸し出すほか、導入費用の助成を行い、被害の未然防止を図る。福島第1原発事故などの影響でイノシシなどの捕獲が難しい状況にある中、農家を支える両組合の取り組みを取材した。
(5面・NOSAI)
〈写真:乗用草刈り機を使用した圃場を確認する鈴木さん(右)とNOSAIいわきの矢吹参事〉