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設置楽な防鳥線張り機を考案【大分県・12月1週号】

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 【大分支局】中津市三光でミカンを栽培する小原誠さん(58)は、鳥よけのための糸(防鳥線)を簡単に張れる道具を考案。試作器を近隣のミカン園で試していて、早ければ来年にも製品化を予定している。
 鳥よけの糸は樹(き)全体に張り巡らせるもので、小原さんの試作器では1200メートルの糸を1時間程度で張れる。「ヒヨドリは防鳥線では完全には防止できないが、被害の軽減は十分可能」と小原さんは話す。
 試作器は、釣りざお、ペットボトル、ポリエステル製のミシン糸を組み合わせたもの。ペットボトルを輪切りにして糸巻きを入れ、口から出した糸を釣りざおの中に通し、穂先から伸ばすという構造だ。「材料さえそろえれば、一つ15分程度で作れます」と紹介する。

〈写真:ペットボトルを糸巻き入れにして、口から出した糸を釣りざおに通している〉