ヘッドライン一覧 購読申込&お問い合わせ 農業共済新聞とは? 情報提供&ご意見・ご感想 コラム防風林

ハウスナス/アザミウマ防除にタバコカスミカメ 土着天敵で農薬7割減 ―― 岡山県総社市・宮﨑昭雄さん(9面・営農技術)【2015年12月1週号】

151202_05.jpg

 ハウス6棟でナス18アールを栽培する岡山県総社市黒尾の宮﨑昭雄さん(73)は、難防除害虫のミナミキイロアザミウマ対策に土着天敵のタバコカスミカメを活用。市販天敵のスワルスキーカブリダニを併用し、農薬使用量を慣行比7割減らしている。タバコカスミカメが好むゴマを5月末から露地栽培し、寄生・増殖させる。ナス定植10日後の8月20日ごろ、ゴマを切りハウス内に入れる。暑い時期に放飼し、初期の増殖を促すのがポイントだ。ハウス内で育てるクレオメなども食べさせて、ナスの収穫が終わる翌年6月末まで温存させている。

(9面・営農技術)

〈写真:ナスを収穫する宮﨑さん〉