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ギンナン殻割り機 広がる加工用途に期待【静岡県・11月4週号】

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 【静岡支局】JA富士宮ギンナン部会(渡邉晴巳〈わたなべはるみ〉部会長=61歳、大杉好基〈おおすぎよしもと〉顧問=65歳)は、世界初のギンナン殻割り機「銀次郎」を昨年導入した。
 同部会では、年間約10トンのギンナンが生産、出荷されている。しかし、ギンナンの難点は硬い殻。むき身ですぐに調理できなければ手が出しにくいと考えた同部会は、機械メーカーと連携して3年間の試行錯誤を重ね、1号機を2014年3月に導入した。銀次郎は、1時間に約3キロ(ギンナン約千個)を処理できる。
 渡邉会長は「この機械の導入でむき身での販売や、加工の用途・可能性が広がりました」と話す。

〈写真:稼働中のギンナン殻割り機。殻と実に分かれて排出される〉