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鮮度重視し肉質に自信【広島県・11月4週号】

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 【広島支局】中学生で牛飼いを志し、4年前から肥育農家として活躍する、神石高原町の入江良介さん(26)。2013年6月から、もともと精肉店をしていた父・昭さん(50)を代表取締役に、生産から販売まで一貫する株式会社入江ミート(肥育牛45頭、繁殖牛10頭、子牛5頭)を営む。昨年は23頭を同社の精肉店で販売し、25頭を出荷した。
 入江さんは朝9時半から夕方5時まで、肉のカットなど精肉店の仕事をし、その前後に牛を世話する。「市場ではサシが多く入ったものが求められるが、最近の消費者は脂身がほどほどで赤身志向。自分の店で販売できるのでニーズに合ったものを作れる」と入江さんは、消費者に求められる肉質の牛の生産を目指す。
 精肉店には多いときで50人が来客する。町外からも多く訪れ、贈答用の購入も多い。昭さんは「店では5等級、4等級の肉を販売する。消費者のことを一番に考え、鮮度と肉質にはこだわる」と話す。

〈写真:「餌おけは常にきれいにして、新鮮な餌を与えています」と入江さん〉