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スタンチョンパドック方式で牛飼いが楽に【新潟県・11月3週号】

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 【新潟支局】佐渡市関地区の獣医師・宮下正一さん(64)は、スタンチョンパドック方式を導入した。
 餌を食べる際、スタンチョンから首を出すと、首が固定される仕組みになっているため、牛一頭一頭に均等に餌が行き渡る。放牧の代わりにパドックを設けることで、運動不足が解消、発情適期が分かりやすくなり、受胎率が良くなる。
 牛たちが粗飼料の自由採食ができるよう、屋根付きの餌場をパドックに設けたことで、出張や旅行で留守にすることも可能だという。
 牛舎、パドックの敷料に籾殻(もみがら)などを入れ、乾燥状態を保つことで通気性を良くし、掃除などを毎日しなくてもいいようにした。
 宮下さんは「大勢の方にこの方式の良さを知ってもらいたい」と話している。

〈写真:牛舎内で宮下さん〉