【福岡支局】「ヒシ農家は年々減少しています。ヒシを柳川ブランドにするため、消費者や農家にヒシの魅力を広めたい」と話す、JA柳川ヒシ部会で会長を務める吉開敏己さん(72)。柳川市でヒシを16アール作付けしている。
現在、国内では佐賀県と福岡県筑後地区の一部で生産。吉開さんは、「オニビシ」という品種を水田で栽培し、年間千箱以上出荷している。
以前、生産農家は20戸以上あったが、現在では4戸にまで減少。同市では、ヒシをブランド化するため、収穫体験などでPRしていく予定だという。吉開さんは「ヒシ生産を絶やさないためにも、多くの方にヒシを知ってもらいたい」と話している。
〈写真:ヒシの圃場で吉開さん〉