【高知支局】芸西村西分の藤戸崇さん(41)は、畝なし方式でピーマン栽培に取り組んでいる。
ハウスの土壌消毒や施肥作業などは、通常の畝あり栽培と変わらないが、「暑い夏に畝作りをしなくていいのが一番のメリット」と笑顔で話す藤戸さん。
畝がないため、定植作業などは苗の近くででき、通路に灌水(かんすい)した水が浸(し)み出さないことや、ハウス内での移動も簡単で、作業能率が上がり、楽になったという。
また、畝の幅にとらわれることなく灌水チューブの幅を広げることができるため、根の成長にも良い。主枝を通常より長く伸ばせるため、増収も期待ができるなどデメリットが思いつかないのが大きな特長。「昨年1年間栽培してみて、収量が変わらなかったこともあり、これからも続けていきたい」と藤戸さん。
〈写真:ピーマンハウスで藤戸さん〉