佐賀県武雄市北方町の「江口農園」で江口達郎さん(58)・竜左(りゅうすけ)さん(27)親子が年間1ヘクタール栽培する「ガツンと来るパクチー」は、強い香りと新鮮さが売りだ。都市部でのパクチー人気も背景に、都内の飲食店など26カ所と年間契約する。食味・食感の良い葉は、季節ごとの適期収穫で実現。香りや鮮度を維持するため、根付きでの出荷を行う。価格が安定し、経営の柱の一つに据える。行政も新たな特産品を広げたいと販路開拓などに協力する。
(10面・流通)
〈写真:「栽培は簡単だけど、品質向上には丁寧な観察が必要」と竜左さん〉