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廃用ホースで首輪カバー 乳牛のストレス軽減【千葉県・11月2週号】

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 【千葉支局】乳牛15頭を飼養する芝山町の小川裕さんは、使わなくなった農業用ホースを牛をつなぐ首輪のカバーとして利用し、牛のストレス軽減に取り組んでいる。
 小川さんは、牛を一頭ごとにつないでいる。しかし牛の首がロープや鎖でこすれて、傷となって細菌感染を起こし、うんでしまうこともある。首の後ろが痛がゆくなっていた。そこで、そんな牛のストレスをアイデアで軽減。牛をつなぐ鎖を、使わなくなった15センチ幅の農業用ホースに通して首にかける。金属の鎖が直接牛の皮膚に触れず、首にかかる面積が広くなるので、こすれたり、傷を作ることがない。
 主に、体格の大きい牛に利用している小川さん。「廃棄物になるはずのものに利用価値が生まれ、牛のストレスも軽減し一石二鳥」と話す。

〈写真:鎖を使わなくなった農業用ホースに通して首にかける〉