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農家民宿で養蜂の魅力発信【新潟県・11月2週号】

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 【新潟支局】自然に囲まれた生活に憧れ、「将来は農家民宿を経営したい」と思っていたという佐藤清さん(63)、範子さん(60)夫妻。清さんは会社を早期退職し2007年に範子さんと糸魚川市越地区に移住し、古民家を修繕して09年4月、農家民宿「はちみつの木」をオープンさせた。オリジナルの巣箱を開発。巣箱24箱48万匹のニホンミツバチを飼育する。
 民宿にはミツバチを飼いたい人や健康志向で蜂蜜に興味を持つ人たちが多く訪れる。清さんは全国各地で養蜂の技術指導も行う。巣箱を置く方向や日当たりなど細かく教え、ほぼ全員が採蜜に成功。うまくいかない場合は、その人の家まで行き、指導したこともあるという。
 「北海道から沖縄まで全国からお客さんを迎えています。糸魚川の山の幸、海の幸と自家産の蜂蜜を使った料理で、もてなしています」と清さん。料理も夫妻で協力して提供している。

〈写真上:佐藤さん夫妻。24箱48万匹を飼育する〉
〈写真下:逸品の「幻のはちみつ」〉