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端境期にニンジン、ハクサイ、トマト 標高900メートルの地の利をフル活用 ―― 徳島県三好市・グリナリー腕山(1面)【2015年11月2週号】

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 徳島県三好市井川町の有限会社グリナリー腕山(かいなやま)は、圃場が標高900メートルに位置し、冷涼な気候を生かして夏季に出荷量の少ないニンジンとハクサイを、ハウスでは中玉トマトを栽培。スーパー70店舗の産直コーナーで全量を直販する。「価格競争せず、独自に適正価格を付けられるのが利点だ」と取締役の近藤裕一さん(38)。ハクサイは、1玉を使い切れない消費者のニーズに応えるためカット売りが基本で、野菜の包装や値札ラベルの貼り方にも気を配る。地の利を生かした有利販売を追求し、農業経営を軌道に乗せている。

(1面)

〈写真:大区画圃場でハクサイを収穫する裕一さん(右)と八重野さん〉