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すす竹細工で昆虫の標本作りたい【山口県・11月1週号】

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 【山口支局】「自分なりの工夫で、リアルな表現を追求したいです」と、すす竹細工に取り組む美祢市西厚保町の森岡靖男さん(71)。
 仕事や農作業の合間に独学で青竹細工を作っていたが、約20年前にすす竹をもらい使ってみたところ、煙の当たり具合による色の濃淡や深い色合いに魅了された。それ以来、すす竹で作品を作っている。
 「すす竹は、水洗いで表面のほこりを落とし、乾燥させたカワハギの皮で磨くと、傷つかず、つやが出ます」と森岡さん。完全に乾燥していて非常に堅いので、作業にはとても神経を使うという。
 「材料が入手しにくいのが悩みです。目標は、すす竹細工でいろんな昆虫の標本を作ることです」と話している。

〈写真:森岡さんの作品〉