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火を噴く辛さにリピーター【北海道・11月1週号】

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 【北海道支局】由仁町の農業生産法人「有限会社豊作会農園」(前田直樹代表取締役、9人)では、非常に辛いことで知られるトウガラシ属「ハバネロ」の栽培に取り組み、商品「ハバネロ一味(赤)」を直売所で販売し、注目を集めている。
 ハバネロの栽培を担当するメンバーの窪田新作さん(40)。窪田さんは、乾燥野菜の製造・販売を手掛けていて、4年前、小型乾燥機を購入したとき、テレビで激辛料理の番組を見て一味唐辛子を思い付き、ハバネロの作付けを始めたという。
 ハバネロ一味は、収穫した実をフードプロセッサーで細かく切り刻み、その後、乾燥機におよそ1日かけて仕上げる。10グラムずつ小瓶に分け、町内数カ所の直売所で販売している。
 購入客の中には、ハバネロの辛さに魅了されたリピーターもいるという。
 「今後も現状の作付け規模を維持して良質なハバネロの生産に取り組み、消費者の期待に応えていきたい」と窪田さんは話している。

〈写真:ハバネロ一味(赤)。1瓶300円で販売〉