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かぼすサポート隊結成し産地守る【大分県・11月1週号】

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 【大分支局】「高齢化や労働力不足でカボス農家が減少するのを何とか食い止めたい」と話すのは「竹田市カボス生産出荷組合(組合員155人)」の阿南忠彦(あなんただひこ)組合長(70)。同組合では先ごろ、「竹田かぼすサポート隊」を結成。高齢化が進むカボス農家の生産支援に取り組んでいる。
 カボス生産が盛んな竹田市や豊後大野市では生産者の高齢化に伴って管理が行き届かなくなる園地が増加、生産量も年々減少している。そこで、若い生産者を中心にサポート隊を結成した。現在、9人が隊員登録。収穫や剪定(せんてい)など作業内容により、料金が設定されていて、組合員からの依頼に応じて隊員を派遣する。
 竹田市城原の20アールで生産する大津信一(おおつしんいち)さん(87)は、「毎年雇っていた人たちが来られなくなり、足の調子も悪く、今年はどうしようかと思っていた。サポート隊のことを聞いて、収穫作業を依頼し、大変助かった」と話す。

〈写真:「サポート隊のおかげで今年も収穫ができた」と喜ぶ大津さん〉