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もみ殻の搬入出を軽労化【宮城県・11月1週号】

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 【宮城支局】水稲約5ヘクタールを作付けする、大郷町大松沢の高橋孝義さん(64)は、もみ殻処理を効率的にするため、集積庫を考案した。
 集積庫は厚さ2センチほどの合板で製作し、幅2.7メートル、奥行き1.8メートル、高さ2.7メートル。もみすり機から排出されたもみ殻を、下部に設けた2カ所の鉄製排出口から効率良く取り出すことができる。
 もみ殻が偏らず、バランス良く集積できるように排出用のパイプに穴を開けている他、側面の上下2カ所に扉を設置。通気性を良くすると同時に、手作業でのもみ殻の排出作業を容易にしている。また、庫内でたまったもみ殻をかくはんさせる金属棒を側面下部に備えるなど、さまざまな工夫が凝らされている。
 総工費は材料の購入にかかった約5万円。8月上旬に着手して、1カ月ほどで完成させた。高橋さんは「もみ殻の搬出作業にかかる時間と労力が大幅に短縮した」と説明する。

〈写真:高橋さんが考案した集積庫〉