飼料用米の栽培面積が約8万ヘクタールと大幅な拡大が進んでいる中、飼料用米を給与する際の畜種ごとの最適な調製方法や配合割合が現場から求められている。飼料用米が配合飼料中に含まれる輸入トウモロコシとの代替割合が課題だ。もみ米や玄米、サイレージ化など調製状態でも消化率や栄養価に差が出ることから、給与する側も綿密な飼料設計が求められる。農研機構・畜産草地研究所(つくば市)はこのほど、給与の参考として、生産・給与技術マニュアル(2015年度版)を公開、それを基に要点をまとめた。
(9面・営農技術)
〈図:一般的に利用可能と思われる飼料用米の配合水準〉