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KFT農法/園芸用ハウスの冷暖房 遠赤外線活用で暖房費を8割削減(11面・営農技術)【2015年10月4週号】

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開発企業が試験結果を報告
 園芸用ハウスの暖房効果が、従来の温風機に比べ80%以上の省エネ効果と、約1.3倍の収量増が可能な「KFT農法」についてこのほど、開発した民間企業と導入農家が試験結果や導入実績について報告した。KFTは遠赤外線を活用した冷暖房システムで、ハウスの内張りに特殊なセラミックを塗布、またヒートポンプからの温水や冷水をハウス内のセラミックを塗布した装置に循環させることで冷暖房する。同じ物質同士が共鳴し合う性質を利用し、効率良く遠赤外線を放射・吸収する仕組みを応用しており、既存ハウスへの導入が可能だ。

(11面・営農技術)

〈写真:「夏場の冷房で夜温を下げたことが糖度確保につながった」と榎本さん〉