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四つ子の子牛 競り市に【鹿児島県・10月3週号】

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 【鹿児島支局】曽於中央家畜市場で開かれた子牛競り市にこのほど、四つ子の子牛が出場し周囲を驚かせた。出荷したのは曽於市財部町で繁殖牛29頭を飼養している柿木幸夫(かきのきさちお)さん(65)。
 出生時の体重はいずれも12~13キロと一般的な子牛の3分の1ほどで、1カ月ほどはかかりきりだったという。特に、寒い時期に生まれたため「赤外線ヒーターと、毛布で作ったちゃんちゃんこで寒さをしのぎましたよ」と振り返る。
 4頭が元気に育つのはまれで、「競りに出すのは少し寂しい気持ちもある」と柿木さんは目を細める。体調管理に細心の注意を払い、出荷時は267~307キロと、他と変わらない体重まで成長。「ここまで育ってくれて達成感でいっぱい」と笑顔を見せる。

〈写真:四つ子の子牛と柿木さん〉