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「秋田牛」売り込みに力【秋田県・10月3週号】

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 【秋田支局】「必要コストを安定させ、品質向上に努めたい」と話す横手市山内南郷の橋本紘志さん(35)は、父親の一志さん(62)、弟の健司さん(32)と繁殖から肥育までの一貫経営に取り組んでいる。
 家畜人工授精師の資格を取得し、繁殖を紘志さんが担当。肥育を一志さんと健司さんが担当し、経営を分業している。
 橋本畜産では肥育牛の6割を東京都へ出荷。飼料に県産米を使用するなど「秋田牛」としての売り込みにも力を入れ、サシの入ったうまみの強さは贈答用としても人気があるという。また同時に、地域銘柄の「横手黒毛和牛」として、県内での消費拡大にも積極的に取り組み、市内ホテルで不定期に開催されるイベントに提供する。
 子牛取引価格の高騰など、畜産を取り巻く環境は厳しさを増すが、熱意を持って挑戦したいという紘志さん。「今後も親子協力し、高品質を追求したい」と意欲を見せる。

〈写真:家族で高品質を追い求める紘志さん(右)〉