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収穫物に赤米混入/等級格下げや減収も 雑草イネ根絶が急務(1面)【2015年10月3週号】

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 収穫した米に赤米が混じっていれば、「雑草イネ」を疑ってほしい。古代米や赤米の栽培品種とは異なる水田の強害雑草で、圃場にまん延すると等級の格下げや減収につながるため、経営は大打撃を受ける。直播栽培を行う水田で被害が多く、発生地域は近年拡大傾向にある。赤米は色彩選別機を使えば取り除けるものの、根本的な解決には至らない。雑草イネは脱粒しやすく、もみが農機類などに付着して広がるため、徹底した株の抜き取りと除草剤3回体系処理を基本とした総合的な防除対策が重要だ。

(1面)

〈写真:手取り除草を徹底し、雑草イネは見当たらない。左からとざま常務の小林隆行さん(65)、中原さん、今清水さん〉