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葉タバコの経験生かし観賞用花トウガラシ【岡山県・10月2週号】

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 【岡山支局】高梁市川面町の片山忠男さん・シズコさん夫妻は、観賞用花トウガラシを栽培して4年目。以前は葉タバコ60アールを2代にわたり50年近く栽培していたが、葉タバコ減反の流れを受けて花木へ転換した。
 葉タバコで培った防除技術や、農機具などがそのまま使え、転換はスムーズだったが、新たなことに挑戦するのは苦労があったという。
 5月に定植し8月下旬から9月中旬に収穫。収穫後に不要な葉や枝を剪定(せんてい)する一手間はいるが、収穫期間が長いため、水稲や他の作物の世話と調整が付けやすい。
 「雨による病気と害虫に気を使うが、花トウガラシの栽培は難しいものではない。また、手先を使うので、ボケ防止の意味も含めて、夫婦二人三脚でこれからも頑張りたい」と片山さん。

〈写真:花トウガラシ「カメレオン」を手に片山さん〉