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草刈り刃を再生 みんなのために【岩手県・10月2週号】

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 【岩手支局】摩耗や欠刃などで使えなくなった草刈り機の替え刃を加工し、新たに刃を作って再利用する奥州市の佐藤仁志さん(81)。遠方からの依頼もあり、頼りにされている。
 農作業の傍ら、草刈り機の替え刃の再利用は20年以上前から続けているという。加工手順は、先端の刃の部分を削り落として研磨しながら刃を作るのが基本的な流れ。独自に改良した卓上グラインダーで角度の違う種類の研磨砥石(といし)を使い分けながら作業する。
 「今では近隣地域や遠方から頼まれることもある」と佐藤さん。1カ月に平均で約20枚の依頼があるが、一度に30枚以上を依頼する顧客もいるという。料金は刃の状態に合わせて1枚当たり200~500円で引き受けている。

〈写真:「状態に合わせて道具を使い分けています」と佐藤さん〉