ヘッドライン一覧 購読申込&お問い合わせ 農業共済新聞とは? 情報提供&ご意見・ご感想 コラム防風林

露地キュウリ畑にソルガム植栽し防風対策【香川県・10月2週号】

151014_08.jpg

 【香川支局】緑肥作物のソルガムを露地野菜の風害対策に取り入れる高松市牟礼町の牟礼和幸さん(67)。露地キュウリ7アールの周囲に植栽し、「風を受けると、しなりながら風を逃がすので、倒れにくい」と話す。
 キュウリを定植する2カ月前から、ポットに播種する。圃場には3方を囲むよう、全長120メートルに20センチ間隔で3列定植。3カ月後に高さ4メートルに成長し緑の壁となる。
 ソルガムの種は、通常1キロ1500円ほど。低温で管理すれば数年は使える。また、用が終わればトラクターですき込み、次作の土作りに利用できるなど、経済的だ。
 「すき込みの時期が遅れると、種が飛散して周りの農地に迷惑がかかってしまう。また、茂り過ぎると日当たりが悪くなり、病害虫が増えるので、密植しないことが重要」と話している。

〈写真:露地キュウリを守るソルガム圃場で牟礼さん〉