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3月に本格就農 農地集積し水稲12ヘクタール【滋賀県・10月2週号】

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 【滋賀支局】「地元の農業を大事にしていきたい」。今年3月に実家で本格就農した栗東市下戸山の川﨑俊介さん(32)は人・農地プランを活用して水稲の栽培規模を大幅に拡大。家族や地域の協力を得て、収穫の秋を迎えている。
 昨年12月には妻・沙耶未さん、母・弘美さんの3人で家族経営協定を締結。力仕事は自身が、会計や出荷準備などは女性陣が担う。
 「地元の方が気に掛け、協力してくださるから農業を続けていける」と感謝する川﨑さん。農地の集積は地域の協力で、水稲作付面積が昨年の約10倍の12ヘクタールに増えた。減農薬栽培米「下戸山こだわり産直米」を販売する。
 また、川﨑さんを中心に、地元の野菜などを味わう体験型イベント「下戸山マルシェ・はなもも市」を11月1日に開催し、栽培したもち米を使用した赤飯などを振る舞う予定だ。川﨑さんは「3年後には法人化し、将来は地元の若者も受け入れていきたい」と力を込める。

〈写真:川﨑さん夫妻。母と妻が会計や出荷作業を担当する〉