環太平洋連携協定(TPP)交渉は5日、大筋合意した。ただ、日本政府は、焦点だった農産物の関税交渉で、重要品目でも関税削減や輸入枠の設定を認めるなど軒並み大幅な譲歩に踏み切り、生産現場では影響への懸念や先行き不安などが広がっている。重要品目を中心に政府が7日までに公表した資料から交渉結果の概要を紹介する。
(4面・特集)
〈図:米および米粉などの国家貿易品目〉
環太平洋連携協定(TPP)交渉は5日、大筋合意した。ただ、日本政府は、焦点だった農産物の関税交渉で、重要品目でも関税削減や輸入枠の設定を認めるなど軒並み大幅な譲歩に踏み切り、生産現場では影響への懸念や先行き不安などが広がっている。重要品目を中心に政府が7日までに公表した資料から交渉結果の概要を紹介する。