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ゴーヤー3品種を育種【埼玉県・10月1週号】

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 【埼玉支局】「人が作っていない変わったものを作りたい。そんな思いから誕生したのが『上里アップルゴーヤ』です」と話すのは、上里町金久保で「岡村農園」を経営する岡村秀雄代表(67)。
 上里アップルゴーヤは従来のゴーヤーに比べて肉厚で、糖度が高く、苦味が10分の1に抑えられていて、生でも食べられる。重さは大きいもので900グラムにもなる。
 岡村さんは上里アップルゴーヤを9年かけて育種し、2014年に農林水産省に品種登録された。現在、白色の「白秀(品種登録名は『岡村白秀』)」、緑色の「緑秀(現在、品種登録出願中)」、青磁色の「青秀(同出願中)」の3種類を栽培し、苗だけを年間約8万鉢、地元企業を通じて全国へ出荷する。
 「児玉郡市がアップルゴーヤの産地になっていけばいいな」と話す。

〈写真:アップルゴーヤを栽培するハウスで岡村さん〉