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「ゆずたま」ユズ皮与え卵の生臭さなく【高知県・9月4週号】

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 【高知支局】「『ゆずたま』はユズの香りがする、他の卵とは違うジャンルのおいしさを持つ卵です」と力強く話すのは、南国市の「ヤマサキ農場(山崎吉恭代表)」の営業担当・山崎由紀夫さん(57)。
 馬路村産のユズ皮を飼料として与え、他の飼料や水にも工夫し、試行錯誤を重ねて開発した独自の手法(特許出願中)で飼育する。卵独特の生臭さを大きく軽減させ、爽やかなユズの香りをまとわせることに成功した。
 生卵が食べられない人は、卵独特のにおいが理由の場合が多いが、ゆずたまだと、「卵臭さがなく、これなら食べられる」と消費者から好評。山崎さんも「どんな料理にしてもおいしいですが、お薦めの食べ方は、塩で食べる卵かけご飯。卵がおいしいから、しょうゆがいらないんですよ」と笑顔で話す。

〈写真:ゆずたまとゆずたま焼き〉