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耕作放棄地利用し菜の花、ヒマワリの加工品【大分県・9月3週号】

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 【大分支局】耕作放棄地に菜の花やヒマワリを植えて景観保全に取り組む豊後高田市のNPO法人「長崎鼻B・Kネット」(近藤哲憲会長)では、自前の搾油施設で植物油など加工品を開発し、特産品化を目指す。
 同法人が手入れするのは、「長崎鼻リゾートキャンプ場」の周辺の耕作放棄地。住民も遊休地の提供や草刈りに参加し「花いっぱい運動」として広まった。現在では年間800人の地域住民が参加する。
 2013年には、NPO法人が設立され搾油施設も建設。菜の花やヒマワリを使った食用油をはじめドレッシングなどの開発にも力を入れ、商品は30品目となった。
 「植物由来の純粋な油は香りがよく、食パンなどにつけてもおいしいですよ」と近藤さんは話し、観光地の新たな特産に期待する。

〈写真:商品を手に近藤さん〉