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もちきび 良心市の人気商品に【高知県・9月2週号】

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 【高知支局】中山間地の香美市香北町吉野の畑地3アールで「もちきび」を栽培する渡辺一生さん(73)、文さん(72)夫妻。収穫した野菜は近くの良心市で販売している。
 「子供のころに食べた、もちきびの味が忘れられず、20年ほど前に友達に種を分けてもらった」と文さんは話す。
 「カラスや虫に悩まされるが消毒は行わず、農薬不使用で栽培している」と一生さん。収穫時期が短いため、播種時期をずらすなど工夫する。収穫後は朝早く良心市に出荷。すぐに完売する人気商品だ。
 一生さんは「以前は香北町でも、もちきびを栽培する農家は多くいたが、今は少なくなった。二人が元気なうちは作っていきたい」と話す。

〈写真:もちきび畑で一生さん〉