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イノシシ、サル被害/作業道整備が効果 ―― 香川県さぬき市・豊田自治会(13面・営農技術)【2015年9月2週号】

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 中山間地域にある香川県さぬき市大川町田面の豊田自治会(28戸)では、山中に設置したイノシシとサルの侵入防止柵に沿って、軽トラックが通れる幅5~10メートルの作業道(緩衝帯)を整備している。見晴らしが良くイノシシやサルが出にくくなったほか、日頃の柵管理が容易だ。集落全戸で年3回実施する草刈りで、機械や資材が運びやすい利点もある。省力的な柵管理に加え、イノシシの捕獲やサルの追い払いを組み合わせ、2011年以降は獣害がほとんどなくなった。休耕地120アールが復田するなど集落に活気が生まれている。

(13面・営農技術)

〈写真:柵に沿って整備した作業道は軽トラが走れる幅を確保している〉