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「べにふうき」香り生かしウーロン茶に【静岡県・9月1週号】

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 【静岡支局】茶の産地として全国的に有名な牧之原市の「有限会社ヤマセン」(代表取締役・畑勝也〈はたかつや〉さん=60歳)では、16軒の農家が茶を36ヘクタール栽培している。このうち6軒、4ヘクタールで栽培された「べにふうき」を使ってウーロン茶(花いろ烏龍〈ウーロン〉茶)を製造・販売している。
 ヤマセンでは15年ほど前に、べにふうきの栽培を始めた。製茶作業の工程で、今まで嗅いだことのない爽やかな香りがしたことから、この爽やかな香りを生かせないかと一念発起した。
 畑さんは、茶園を土作りから見直し、製造方法をゼロから研究。べにふうきの爽やかな香りを生かすため、3年間試行錯誤して、ようやく納得のできる商品「花いろ烏龍茶」を完成させた。
 畑さんは「幅広い年齢層の方々からご好評をいただいています。ぜひ、お試しください」と話す。

〈写真:商品を前に畑さん〉