【島根支局】「人間とモグラの知恵比べ」と話すのは、大田市水上町の廣山勝秀さん(73歳、水稲1.3ヘクタール、ユズ0.7アール)。クマザサを利用し、畦畔(けいはん)を掘り起こすモグラ被害の軽減を図っている。
モグラ対策に使うのは、自宅周辺に自生するクマザサ。刈り取った2~3本を、葉がこすれるように設置するのがポイントだ。ササは青々としたものでなく、少々枯れて白っぽくなった状態の硬い葉だとよく音が出るという。
廣山さんは「クマザサを差していても掘ることがあるので、100%効果があるとは言えないが、少しでも被害の軽減を図ることができたらいいですね」と期待を寄せる。
〈写真:差し込んだクマザサの様子を見る廣山さん〉