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「はこだて和牛」で飼料用米の給与試験【北海道・8月3週号】

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 【北海道支局】「はこだて和牛」のブランド名であか牛(褐毛和種)を肥育する木古内町の4生産者は、飼料用米の給与試験を始め、飼養改善とブランド定着を目指している。
 試験内容は朝夕の2回、配合飼料に重量比およそ6%の細かく砕いた飼料用米を混ぜて給餌し、配合飼料だけで育てた時の肉質と比較検討するというもの。飼料用米を与えた期間を3カ月、6カ月、9カ月、1年と区切り、段階ごとに細かく分析することにしている。
 生産者の一人、東出雅史さんは「サシの入りや最も大事な食味にどのような影響が現れるのか心配ですが、良い結果が出ることを期待しています。キロ単価は配合飼料と比べ飼料用米の方が安価なので、試験結果が良ければ飼料用米の重量比を10%ほどまで段階的に増やしていきたい」と話している。

〈写真:試験給餌する細かく砕いた飼料用米〉